【背筋があるのに猫背?】猫背の原因は“筋力不足”ではなく“姿勢センサー”の低下かもしれない

「猫背は背筋が弱いから」多くの人がそう思っています。
しかし、実際は背筋が十分ある人でも猫背になります。

ではなぜ猫背になるのか?
その理由は“筋力だけの話”ではありません。

姿勢は筋肉の強さだけでなく
「身体が今どう動いているか」を正しく感じ取る能力=感覚入力
が大きく関わります。

この“姿勢の情報処理” の中核を担っているのが
耳の奥にある 前庭系(ぜんていけい) です。


目次

前庭系とは?

姿勢・バランスの司令塔です。

前庭とは、三半規管や耳石器から構成される感覚システムで、頭の「回転速度」「重力方向」「加速度」を検出し、脳幹にある前庭神経核へ情報を送っています。

そして前庭神経核から脊柱に伸びる「前庭脊髄路」が抗重力筋(=姿勢を支える伸展筋)の興奮を促します。

つまり前庭入力がしっかり入れば、背筋を意識的に固めなくても自然に姿勢はまっすぐ立てる ということ。

逆に前庭の働きが鈍ると…

・首や肩の力み
・背中が丸まる
・姿勢が安定しない

といった「猫背姿勢」に繋がります。

つまり猫背は背筋不足ではなく “センサーが眠っている状態” とも言えます。


猫背改善のポイントは「前庭×体幹」の同時刺激

一般的な“胸を張る”姿勢矯正は、意識的に固めるだけなので持続性が弱いです。

大切なのは、低強度で、小さい動きで、ゆっくり刺激すること

その方が神経への適応が得られやすく、姿勢制御がスムーズになります。

以下は、現場でも効果を感じやすい、前庭+体幹を同時に刺激する種目です。


■片足エアプレーン(Airplane)

◉やり方(簡潔)
1)片脚で立つ
2)上半身を前に倒す(背中はフラット)
3)両腕を左右に開いて、飛行機のようにバランスを取る
4)体幹と骨盤をまっすぐ保ったまま、胸を前に引き伸ばすイメージ

※左右10回ずつが目安

■ニー・トゥ・タッチ(四つ這い)

◉やり方
1)四つ這いの姿勢になる(手は肩の真下、膝は腰の真下)
2)右手と左膝を持ち上げ、体の下でタッチ
3)同じ側で繰り返す
4)背中が丸まったり反らないように“フラット”をキープ

※左右10回ずつが目安

■ローリング(Rolling)

◉やり方
1)床に座って、軽く背中を丸める
2)おへそをのぞき込むイメージ
3)そのまま“やさしく”背中で転がる
4)止まる位置まで戻ってくる

※最初は転がる角度は小さめでOK
※15回が目安

まとめ

猫背改善の本質は背筋を鍛えまくることだけではなく、姿勢制御のセンサー=前庭系を再起動してあげること。

前庭が働き出すと、姿勢を支える筋肉は“意識しなくても”自然にONになります。

つまり「胸を張ろうと頑張らなくても、スッと立てる体」に変わっていきます。

ぜひ、上記のトレーニングを取り入れ実践してみたください!

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